Pythonで正規表現を扱う
はじめに
スクリプト言語で文字列を操作するにあたって、正規表現は避けて通れないと思います。今時のスクリプト言語であれば、Perlであれ、Pythonであれ、Rubyであれ、JavaScriptであれ、正規表現の機能は備わっています。正規表現はそれ自体が小さな言語セットのようなもので、どの言語でも似たように表現されます。正規表現のポイントさえ抑えてしまえば、各言語の書き方に併せて書くだけです。
Pythonでの正規表現の使い方を簡単に説明します。
Pythonで正規表現を扱うには、reモジュールを使います。
>>> import re >>> pattobj = re.compile("abc") >>> matchobj = pattobj.match("abcde") >>> matchobj.group(0) 'abc' >>>
reモジュールをインポートします
>>> import re
パターン文字列を定義します
>>> pattobj = re.compile("abc")
マッチさせます
>>> matchobj = pattobj.match("abcde")
今回の例では、「abcde」に対して「abc」をマッチさせています。
マッチさせた文字列を表示します
>>> matchobj.group(0) 'abc'